代表挨拶

長井佳子

はじめまして。よきとき代表の長井佳子です。この度はホームページをご覧いただき、心より感謝申し上げます。
私は20年以上にわたり、看護師として介護、看護医療の現場を見てきました。そういった中で強く感じた想いがあります。

元気な時にはあたり前に望み実現出来ていたことが、年齢を重ね、身体に不自由さや病気を抱えたことで実現できなくなった。そういった方々をこれまで多くみてきました。
そして、思い出のある土地の話やもう一度会いたかった人がいる話、一度行ってみたかった場所があるなど、お一人おひとりから人生のエピソードと共にたくさんの想いを聞かせていただきました。

「一度でいいから、生まれ故郷へ帰りたい。」「ケンカ別れしたままの息子に謝りに九州へ行きたいの。」 「花見弁当を持って家族総出で行った土師ダムへもう一度行きたい。」「本通りの昔馴染みの店へ行きたい。」 「カープの応援に球場へ行きたい。」「自宅で飼っている愛猫に会いたいから連れて帰ってよ。」 「自分で頑張って働いて建てた家を見に帰りたい。」 だけども、そういった想いの殆どは一職員としては叶えられませんでした。
実現のために何か方法はないのか・・・。いつも考えていたその思いを、このたび「よきときのサービス」という形で実現することになりました。

私は旅行が好きです。20代の頃からオートバイにテントを積み、日本全国、海外も自由に旅してきました。そのため、自分の行きたい場所に行けない、会いたい人に会えない、やりたいことを諦めざるをえない。その残念さに強く共感の気持ちを抱いたのだとも思います。
40代では、癌治療を受けていた友人から「一度、青森のねぶた祭りを見に行きたい。連れて行って!」「夫婦でよく訪れた別府の温泉に入りたい。」との相談を受けました。酸素吸入・人工透析治療中、車いすを使用していた友人の最後の願いを叶えるために準備をしました。ですが、間に合いませんでした。
このような身近な人との別れなどから、「有限の人生を丁寧に味わいたい。後悔のないように生ききりたい。」との思いを強くもって、 これまで生きてきました。

高齢者看護に20年以上取り組んできた中で心底強く実感してきたことは、 「一日一日、この時この瞬間が、貴重でかけがえのないもの」ということです。

よきとき(yokitoki)では、心残りに思っていることや、あきらめていることを実現するための方法を一緒に考え、柔軟に対応させて頂きます。 ご家族の思いも大切にいたします。 ご本人様、ご家族様のかけがえのない時間、一日、人生の一ページを、誠実に心を込めて丁寧にサポートさせて頂きます。
この事業を通して、人生の最期までその方らしく過ごせる社会の実現の一助になりたいと考えております。

よきとき(yokitoki)
代表 長井佳子

略歴

  • 正看護師資格を取得後、広島市内の医療法人、社会福祉法人で一貫して高齢者・終末期看護に取り組む。
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)資格取得、医療的ケア教員資格取得後は介護職員への指導にも従事する。(現在も活動中)
  • 日常生活機能訓練実施のため、前職場の近隣病院と連携し、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士)と高齢者の運動機能維持・向上のために従事する。
  • 八丁堀にあるフィットネスジムにて講師として「心と体をほぐす、ゆるめる」クラスを担当中。
  • 広島県安芸太田町森林セラピー基地にて里山ガイド(森林セラピスト)として県外・市内からのゲストを案内している。

取得資格

  • 正看護師
  • 医療的ケア教員
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 保育士
  • 社会福祉主事任用資格
  • 普通自動車免許
  • 普通自動二輪車免許